はじめに
暑さが続く8月は、夏ならではの食材を取り入れた季節料理が楽しめる時期です。
飲食店やホテル・旅館では、見た目にも涼やかな料理や、旬の野菜を活かした会席料理など、夏らしい料理演出が求められます。
そんな夏の料理に取り入れたい旬の食材が「茄子(なす)」です。
鮮やかな紫色とみずみずしい味わいが特徴の茄子は、焼き物、揚げ物、煮物など幅広い料理に使いやすい食材。調理法によって表情が変わるため、合わせる器によって料理の印象を変えやすいのも魅力です。
今回は、茄子の旬や選び方とともに、飲食店・ホテル・旅館などで取り入れやすい茄子料理と、料理を引き立てる器のコーディネートをご紹介します。
今日の旬の食材【茄子】
茄子の旬
茄子は夏を代表する野菜のひとつです。
初夏から秋頃まで楽しめますが、特に夏の茄子はみずみずしく、焼き物や揚げ物、煮物などさまざまな料理に活用されています。
茄子は加熱することでやわらかな食感になり、だしや調味料ともよくなじみます。そのため、和食では季節の一品料理から会席料理まで幅広く使われています。
また、茄子の特徴である紫色は器との組み合わせによって印象が変わります。
白い器なら紫色が鮮やかに映え、黒い器なら落ち着いた高級感を演出。ガラスの器と合わせれば、夏らしい涼やかな雰囲気に仕上げることができます。
茄子の栄養
茄子は水分を多く含む野菜で、カリウムや食物繊維などが含まれています。
また、茄子の皮には「ナスニン」と呼ばれる色素成分が含まれており、茄子特有の紫色を生み出しています。
旬の茄子は皮の色も美しいため、料理では皮を活かして盛り付けることで、季節感のある彩りを加えることができます。
美味しい茄子を選ぶポイント
茄子を選ぶ際は、次のようなポイントを確認するとよいでしょう。
・皮にツヤがあるもの
皮の紫色が鮮やかで、表面にツヤがあるものを選びます。
・ヘタがみずみずしいもの
ヘタの部分がしっかりとしていて、乾燥していないものがおすすめです。
・持ったときにハリがあるもの
手に持ったときに適度な重みがあり、実にハリがあるものを選ぶとよいでしょう。
旬の味わいを楽しめる茄子料理
■ 焼き茄子
茄子の香ばしさと、とろりとした食感を楽しめる夏の定番料理です。
焼き上げた茄子を白磁の器や浅鉢に盛り付け、かつお節やおろし生姜などを控えめに添えることで、素材の色と形を活かした上品な一品になります。
器の余白をしっかり残すことで、シンプルな料理でも落ち着いた高級感を演出できます。

使用した器:竹型焼皿白磁 ホワイト 24cm 000173
■ 茄子の揚げ浸し
揚げた茄子をだしに浸して味わう、夏の和食に取り入れやすい一品です。
冷やして提供する場合は、ガラスの器を合わせることで涼やかな印象に。
茄子の紫色、薬味の緑、だしの色合いをバランスよく見せることで、夏らしい彩りのある盛り付けになります。
ホテルや旅館の季節料理では、小鉢や浅鉢などを使って一人前の料理として仕立てるのもおすすめです。

使用した器:ガラスマンゴーアイスクープ 17cm 001587
■ 茄子と鴨の炊き合わせ
茄子と鴨を組み合わせた炊き合わせは、茄子の柔らかな食感と鴨の旨みを楽しめる、和食らしい一品です。
深さのある煮物鉢や浅鉢に盛り付け、茄子と鴨をバランスよく配置します。
濃色の器を合わせれば料理に重厚感が生まれ、白磁の器ならすっきりとした上品な印象に。
季節の青菜などを少量添えることで彩りを加えながら、料理と器の余白を活かした盛り付けにすると、落ち着いた会席料理の雰囲気を演出できます。

使用した器:二方押小丼土物風春秋 ブラウン 14cm 001137
さいごに
夏を代表する旬の野菜である茄子は、焼き物、揚げ物、煮物などさまざまな料理に取り入れやすく、飲食店やホテル・旅館の季節メニューにも活用しやすい食材です。
また、鮮やかな紫色を持つ茄子は、合わせる器によって料理の印象を大きく変えられるのも魅力。
白磁なら茄子の色を鮮やかに引き立て、青磁やガラスなら夏らしい涼やかさを演出できます。黒や濃色の器を合わせれば、料理に落ち着きと高級感を加えることもできます。
クボタ産業の食器レンタルでは、和食器をはじめ、洋食器やガラス食器など、料理や提供シーンに合わせたさまざまな器をご用意しています。
夏の会席料理や季節のコース料理、ホテル・旅館でのおもてなし、宴会や会食など、料理の内容に合わせた器選びにもご活用いただけます。
旬の茄子と器を組み合わせて、夏らしい涼やかさと上品さを感じる料理演出にお役立てください。